2007-01-01から1年間の記事一覧

子供のころ

小学生の時は親父に映画に行くことは禁止されてたんです。当時は子供の映画なんて無かったしね。でもおばあさんが連れてってくれたんですよ、6,7歳の頃から。そうすると親父が怒るんですよ。いつだったか親父が、「お前、映画を観に行っただろう。○○の学校の…

葬式のはなし

身近な人間の葬式というと、私が25歳の時に親友が銀座8丁目のビルの屋上から飛び降りて死んだのが最初でした。その時に葬式とは彼を失って悲しいと思う人が集まることなんだと思いました。 あと悲しいなと思ったのは母方のおばあさんが死んだ時でした。おば…

納まり

年間何十棟もやっている建築家だとなかなか厳しいですよね。名前が残る作品は難しい。 昔に木造をいっぱいやっている建築家の作品を見に行ったけれど、やっぱり納まりで露呈しちゃうんですよね。納まりが納まっていない、見ていられないんですよ。平面のプラ…

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勝つ人の定義 1.自分のミスを発見できる人であり、かつ、自分のミスを減らす強い意欲を持つ人である。 2.自分の顕在能力の不足を発見できる人であり、かつ、自分の潜在能力を強く信じることができる人である。 負ける人の定義 1.自分のミスを発見できず、従…

官僚機構

責任の所在を明確にするというのは官僚機構では難しいし、みんな曖昧にしていますよね。あとは人身御供的に誰かをばっさりやって後は知らない振りをするであるとかね。 民間でもそういう傾向が全くないという会社はないんじゃないかな。みんな責任からは隠れ…

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ビリーホリデーを聴く。 布団にくるまって アメリカンスピリットを吸いながら聴く。 フコーな女の歌を聞く。 求められた部分と 求められなかった部分を聴く。

コンプライアンス

コンプライアンスという言葉がよく使われます。社会保険庁の職員にとってのコンプライアンスとは何ぞやというものもあるけれど、そのことをほんとうに考えたことがある人はどれだけいるんでしょうか? 小学校の朝礼の話ではないけれど、法律は守らなければな…

責任

責任という言葉はおもしろい。責任は本人が感じたい分だけ感じるのですね。他人に「責任を取れ」と言う時は法律関係の話で他人との関係においては重要だけれど。 よく「責任とればいいんでしょ」って言うけれども、こいつ馬鹿かと思います、責任なんか取れん…

ディック・ミネ

ディック・ミネさんという日本人の歌手がいたのですが、6回離婚して7回結婚しました。離婚する度に自分がもっている財産を相手に全部あげちゃう。かっこいいよね、しびれちゃう。男だよね。6回目に離婚するまで、「俺は本当に女運が悪いな」と思っていたそう…

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言い訳がわたしの一切。 言い訳に言葉を使い、 言い訳に言葉を捨てる。 見えない淵を歩く。 限界の淵を歩く。 淵が見えれば、言い訳をしなくて済む。 言い訳をしなければ どんな生き方も許される。

生き方=?

学生のことを考えると、就職活動で10社も20社も面接に行くでしょ。一生懸命練習して、企業説明会に出席して、内定をいっぱいもらって、3年で辞める。大体、学生が選ぶ企業は10年経つとダメになっていることは多いよね。私の感想だけれど、学生は外的な要件に…

企業文化3

―佐々木さんにとって企業文化とは何ですか? 僕にとっては、僕そのものです。何かの危機があったときの、対処の仕方、対処の方向性です。例えば、会社が潰れそうになった時の為に、社員に常々高額な生命保険を掛けておいて、必要な時期が来たら、ちょっと泊…

企業文化2

例えば、官庁の厳密な指導下にある組織では官庁がメインになってくるし。下手すると中枢が天下りにでやってくる。やっぱりそういう背景がある組織の文化というのは違うものですよね。私のように22歳からフルコミッションでやってきて、小さな会社を創ってや…

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戦略に反する利益を否定し、 戦略に沿う利益を追求する。

企業文化1

企業文化とはどういうものでしょうか。文化というと、人間関係の構築の仕方であったりとか、文明とは違う人間の生き方みたいなものでしょうか。 ?僕は企業に勤めたことは無いので分からないですが、例えば大学の文化というのはあるかもしれません。東工大で…

大学の違い

吉本隆明さんは東工大出身なんですね。東工大の学生さんは何となく雰囲気があか抜けないよね、東大の学生さんもそう。私大の学生さんはいかにもあか抜けてる。昔、学生がアルバイトに来ていた頃、文化祭にいったりしてカンパしたりしたけれど、私大と比べる…

吉村昭、吉本隆明、江藤淳

最近読んだ本で面白いなと思ったのが吉村昭さんの「死顔」というものです。「自らの死を自覚し延命治療を拒んだ著者が遺書のように書き残した短編」とあります。死と向き合っていて、とても良かったです。最後のものは活字にする前に死んじゃいました。奥さ…

怒りと筋肉の相関

怒りが溜まるとその怨念が毛細血管を収縮させるんです。朝起きて洗面台に向かうときに、軟骨が背骨の脊椎に触って激痛が走って動けなくなる。氷を薄いビニル袋に入れて、空気を吸って無くしてぺたっとして、それを輪ゴムで留めて患部に当てて20分間。それを…

冬樹社

わたしの関係会社で雑誌を作っていました、「コラボレーション」という。二人に対談してもらって、それをメインにした雑誌でした。高松伸さんや中沢新一さんなどけっこう有名な人たちに登場してもらいました。中沢さんと対談をしたのが、パルコのポスターを…

*ランチタイム

春の雨が降り始める。 彼女が脚早に歩く。 私は、桜の若木の下で煙草に火をつける。 彼女は、遠ざかってゆく。

地下は恐い

ビルをつくるときのことですが、地下は何が出てくるか判らないですね。この前、京橋の物件で恐らく川があったのだと思いますが、戦前の護岸でコンクリートが打っているのだけれど鉄筋が入ってないんですよ。だから壊す時に重機で掴んでもその部分しか持って…

夢のはなし

詩をやっていた学生の頃は、夢の中で同じ文章を考えているんですね。眠っている時と起きている時の境がないんですよ。ここどうもおかしいなと思うところを、夢の中で全く同じことを考えているんですよ。商売もそうだけれど、考えている時は夢の中で全く同じ…

バランスのいい設計

貸しビルでどのようにつくるとテナントが付くか、家賃が取れるかというのは、ビルをつくる会社によって大きく違います、バランスの良し悪しとか。ビルの設計でバランスが良いと思うのは、やっぱり三井さんですね。どうやったら家賃を高くして貸せるかは銘々…

脂汗の流れた絵

私の長い友人に、二十歳すぎまでジタバタして油絵を描いていた奴がいました。最後には1年間かけて削っては重ねて、削っては重ねて、とうとう完成しないで止めちゃいました。会う度にボロクソに貶すのだけれど、貶されてもそれが自分も思っていることである…

建て売り住宅

若いうちはパワーがあるから、行っちゃうんだね。歳をとってくるとパワーがなくなるから、いつまでも逡巡するんですよ。若い頃はパッと土地を買って、パッと作って、パッと住んで、それでもう終わりということもあったけれど。25の時にイージーオーダーで建…

結婚のはなし

娘が結婚することになったんですよ。懐剣を持たせてやる必要があるかな。お嫁に行く時に、懐に短剣を持たせますが、あれは自害用なんだろうね。亭主を殺して、自分も死ぬということでしょうか、私の解釈だと。あれは注文製作であるんですよ、100万か200万円…

コンセンサスの形成

日本人の良いところはコンセンサスを作れるところだと思います。だからモノづくりが良いのでしょう。日本以外の多くの国の人は他人とは合わせないから、自分は自分で。人とは協調しないで勝つか負けるかの世界だと、最後は自分の意見を通す為に人を殺すわけ…

富士の別荘2

富士山の別荘ですが、第一山荘と第二山荘を隣同士で作ったんですよ。一つはきれいにソツがなくつくって、普通の風呂にスウェーデン製の輸入のストーブ。火は見えません。もう一方はワンルームにして一間四方の囲炉裡でもって火を焚くんです。バンバン焚くと…

ヨットのはなし

最初に乗った船は32,33歳の頃かな、36フィートの木造船で横浜から横須賀まで行きました。 帰りにちょうど5mくらいのちょっと上り気味の横風が吹いて、そこで帆をフルセイルにしてエンジンを切ったわけです。そうすると、すごく気持ちがいいんですね。今ここ…

富士の別荘

昔、20数年前に富士山の三合目に別荘をつくったんですよ。その時には小淵沢だとか向こうの方までずっと見に行きましたが、富士桜という初期の頃の別荘地で周りに家なんて無いようなところで、道路も舗装されていないような。一区画100万円で土地の面積は100…