デザインのはなし

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1 わかる人だけが うつくしくおもい わからない人は みにくいとおもう そんなデザインが好きだ 2 できるだけ 捨てたほうがいい 捨てられないものも 捨てたほうがいい ウエットなデザインは つきあってられない

*水谷孝次さん

水谷孝次さんという人の本を読んだ。 Merryに出会うまでの水谷さんが面白い。 それからの水谷さんは教祖のようである。

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どこまで崩すか どこでとめるか

*服装

1 こんな服装をしたい、 という希望は殆んど無い。 2 街を歩く人を見ていると、 こんな服装はいやだ、 とつよく思うことがしばしばある。 好みでいうと、 頭のテッペンから脚のツマ先まで、 ビシッと決まるような服装はしたくない。 疲労するし、恥ずかし…

*花入れ

花入れを、 よくつくる。 花の美しさを、 うばうような花入れは、 つくらない。

*開発ポリシー

賃貸ビルの経営は、 設計によって大きく変わります。 賃貸ビルは自社ビルではありません。 不特定多数の人に選ばれる必要があります。 入居するビルは服装のようなもので、 服装は印象を固定します。 入居する企業の経営者は、 取引先に信頼されます。 募集…

*髪型

高校生の男の子が 同じような髪型をしている。 若いサラリーマンが、 同じような髪型をしている。 タレントの、 髪型に似ている。

狂う

学生時代、私はなにか1つの事に狂うところまでいかない人間だなって思いました。「毒を食らわば皿まで」というところまでは行かないんですよね。設計には狂える? ―どうでしょうね。僕は、設計は狂っちゃいけないと思っているんですよね。芸術とは違うんで…

陣羽織

戦国時代の婆娑羅大名が着ていた陣羽織、そのデザインはモダンなんですよ。時代が全くないです。今の時代に作ったといっても不思議じゃない。非常に面白いデザインです。

自分の好み

デザインって面白いのだけれど、「ここが何か変だな」って疑問に思うじゃない。そこで何でそう思うのか理由を考え始めますよね。その段階ではきっと、どういうデザインが良いのかという自分の好みが分かっていないんだよね。自分の好みを探す旅なんですね、…

いつ止めるのか

デザインは引っかかりがあるときはまだ続けていいんだろうね。引っかかりがなくなってそれで完成なのか、まだ引っかかりを探すのか。 ―止めどころも1つのデザインですよね。(本橋)

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迷うべきポイントを発見するデザイナーは美しい。

デザイン=体質

デザインはかっこ良くしようと考えるわけですが、それは人それぞれですよね。銘々の髪型や服装というのはある意味で自分の広告なわけで、自分の生き方そのものですよね。外見は他の人へのアプローチの仕方だと思うんですが、物事へのアプローチの仕方もデザ…

サイン

新聞の広告とかの紙媒体やインターネットのデザインをやっている人がいるんですが、彼ら専門家は例えばサインは見えやすく、お客さんが見えやすいようにという切り口でデザインを考えるわけですよね。僕なんかは逆で、パッと見て見える必要なんてあるんだろ…

デザインの善し悪し

デザインが良いのは気持いいですよね、不愉快じゃない。 ―デザインの善し悪しということをどれくらいの人が判るものでしょうか?社会通念になっているでしょうか? なっていると思いますよ。2割くらいの人は具体的にわかるのではないでしょうか、ぱっと見て…

ファッション、流行り

ビルをつくるのは楽しいですよ。自分の服をデザインしてつくらせるようなものです。昔、高松伸さんにあったときにぱっと見て分かったんですが、身につけているものを全部自分でデザインしてつくらせていたんですね、服から靴から全部。やるなら分からないよ…