発達心理学者 今井むつみさん

発達心理学者今井むつみさんの記事を読んだ。

幼いときには「なぜ、なぜ」の好奇心があり、いろんなことを知ろうとしたのに、成長すると教科書の字面だけを理解して、わかった気になる。
これはよくないですね。
わかったふりと言えば、チャットGPTは、バットでボールを打ったことがないのに打撃法を語りますね。

過去のデータをもとに帰納的に推論する対話型AIはもっともらしく語りますが、言葉の意味を理解していない。
これに対して、道を究める熟達者は経験と学習で培ったことばの理解をもとにした直観、ひらめきで仮説をつくる思考力がある。                   これはとても難しいことですが、実は、人類の歴史は、未知の脅威に立ち向かうため、推論しながら新しい知識、ことばをつくってきた歩みともいえます。

先送り

常々問題意識があれば構想は生まれる。問題には優先すべき順位がある。常識的なリスクを妄想したとしても、喫緊でなければ例え1分でも時間を消費してはならない。1分でも浪費するとき、喫緊のリスクは先送りされ消費される。誰もが日々リスクの選択をしていることに気づいていない。喫緊のリスクを選択したい。