"絶対謙虚"

高校生の頃から棋士を尊敬している。仮にすこし才能があったとしても、棋士にはなりたくないとわたしは思った。絶対王者といわれるような絶頂期であったとしても最善手はほかにあったはずと考え続けなければならない絶対謙虚の職である。学歴コンプレックスのかたまりの高学歴には一人もいない。実績と栄光を手にした経営者にも言動をみる限り殆どいないようにみえる。芸術家、科学者、学者は棋士のような人もいるが、必ずしも絶対謙虚を必要としない職である。絶対謙虚は美しい。