稼ぎたいと思ったことがないわけではない。22才で入社した会社で初任給の10〜20倍貰っている社員が何人もいた。貰ってみたいと思った。興味を持ったのだ。興味を持てば意欲が湧く。寝ても覚めても仕事のことを考える。仕事の夢を殆ど連日見た。5ヶ月目から貰えた。どんな人も興味が弱ければ考えても足し算や引き算くらいの算式しか持てない。レベルの低い常識と言ってもいい。強い意欲を持てるか否かは本人の算式による。指紋のようにそれぞれの生き方は算式で表現できる、過去も未来も、と考えている。ファクターは生い立ちの中に無数にあり、算式から逃れることは難しい。選択は正しかったと人は思う。知能があるからではない。算式なのだ。算式から逃れたければ、無数にあるファクターを受け入れなければならない。ファクターを修正する必要はない。知るだけでよいのだ。

わたしはいま、仕事がすきだから仕事をしている。まいにち夢をみる。まいにちが愉しい。