学生運動の集会のとき皆が唄った。


学生の歌声に若き友よ手をのべよ
輝く太陽青空を再び戦火で乱すな
我等の友情は原爆あるも爛れず
闘志は火と燃え平和の為に戦わん
団結かたく我が行手を守れ


何と気持ちの悪い唄なのだろう。
懐かしみいまも唄う人がいるらしい。


催涙弾の涙と機動隊に蹴られた脚の記憶。
わたしは学生運動をしなかったが、
動員数が少ないとき友に頼まれた。
その友は25才で自殺した。


わたしの友はよく自殺をする。
自殺をしたい人が寄ってくるようだ。