2009-12-24 * その他 老人ホームの破綻が相次いでいるという。 自宅を売却して老人ホームに入所し、出されて行く所が無い、という。 悲劇は喜劇、という言葉をおもいだす。 悲劇は老人のものである。 老人としての江藤淳の最期をよくおもう。子がいてどこかで生きていれば、支えになったかもしれない。 江藤淳との出会いは、“成熟と喪失ー母の崩壊”である。すぐれた文である。 未読の方には是非おすすめしたい。