中村拓志、手塚夫妻、中村好文

テレビのBSの番組だったでしょうか、30代前半の隈研吾事務所出身の中村拓志さんの特集を見ました。確か最初の作品じゃないかな、アパートなんだけれど木がたくさんあるような敷地で、木を切ったら可哀想だということで、木を縫うようにして建物が建っています。ベランダとベランダの間に木が伸びて、それで建物が多少でこぼこして。模型を60個くらい作ったって言っていたかな。手塚さんは山の学校で200個くらい作ったって言っていたけれど。
年も違うけれど手塚さんと中村好文さんは作るものが好対照な感じがします。手塚さんは自分の作りたいものというフィーリングですし、好文さんは住み手がどういう人なのかというフィーリングのように思います。
  ―手塚さんの場合は住み手が手塚さんの作風の方に寄ってきているのではないでしょうか。(本橋)
そんな感じもするね。