パニックオープン

最近、電気錠について打合せを重ねていたのですが、行き違いがけっこうあったんですよ。なぜ行き違いが起きるかというと、パニックオープンといえばみんな具体的なことを想定しないで、何かがあった時にはカギは開かなきゃいけないと思っている、一級建築士も設備設計も。工事会社の現場の主任も担当もそう思っている。おかしいよね。
火災、地震が起きたらカギが自動的に全部開くビルを探してこい、って言いました。電気錠というだけで、通常のシリンダー錠とは別だという概念を勝手に創ってしまっているんですね。パニックオープンという言葉だけ独り歩きして、その言葉から連想する世界を貧しい想像力で創っちゃっているんです。