模型

「屋根の家」をつくった手塚さんの「森の学校・キョロロ」に行きました。錆びる鉄板を外装材に使っている建物です。その建物を設計して完成するまで、模型を100個以上つくったそうです。建築家は論理からすべてを積み上げていって、あるいはそれを崩して、色々なものを作ってみて。そういうプロセスでやっていくので、当然その時間のかけ方だと、仕上がるものは違います。かなり時間をかけてやっていますよね。
我々の場合だと決断はすごく早いです。貸しビルの設計だとプランニングで善し悪しがすぐに判るんですね。1週間、1ヶ月かけることも、寝ている時に考えることもありません。良い、悪い、それだけです。なので、商売用では模型を1個も作ったことがありません。マンションとビル、合計で150棟くらい作っていますが1つも作ったことはないです。
模型を作るのは趣味の時だけですね。