ル・コルビュジェの「母の家」

1年に1戸くらい住宅を作ったら楽しいだろうね。
特に住宅は建築主の年齢と健康、意欲によって大きく変わるよね。コルビュジェの「母の家」がありますよね。住宅の基本形はあれだな、と私は思っています。住む人が主人公。コルビュジェのお母さんの動きを、何時頃はなにをすると行った具合に克明に追って。座った時の高さや身長に合った階段、ゴミを捨てる場所。何から何までをお母さんの一日の仕事の流れに応じて配置をして、一番景色が見えやすいようにお母さんの高さから窓を切り取ってね。中村好文さんのコルビュジェの「母の家」の解説でしたが、良かったですね。
やっぱり住人の好み、体質、人間関係が表現されないと、私は家だとは思えません。それがないとプロダクトデザインみたいなものです。