2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

美しいこと

ここの並びに紙屋さんの自社ビルがあるんだけれど、鹿島建設さんの設計なのね。総合設計制度を使っていて、設計がよく出来ている。私が一番気に入っているのが、外階段の扱い。これはただの鉄骨なんだけれど、L字のルーバーの間隔が佃大橋から見ると、本当に…

衣服と建物

建物と衣服は似ているように思います。 建物は道具というより着る方に近いと思うんです。良い衣服は人と会った時に、多分、印象が残らないんだと思います。良い衣服は本人とともに印象に残るように思います。それで本人の特性がそこに表現される。その役割を…

いい建物

例えばお客さんが事務所を借りる時には、担当者や窓口の責任者は大企業だと総務部長さんだったり、小さい会社だと社長さんだったりするんですね。そういう人たちは長い間働いているわけだから事務所の立地に関して詳しい人が多いので、地図をみて場所が分か…

中村拓志、手塚夫妻、中村好文

テレビのBSの番組だったでしょうか、30代前半の隈研吾事務所出身の中村拓志さんの特集を見ました。確か最初の作品じゃないかな、アパートなんだけれど木がたくさんあるような敷地で、木を切ったら可哀想だということで、木を縫うようにして建物が建っていま…

設計の詰め

3棟、ビルが仕上がったんだよ。工事中の設計変更の増減のチェック、95%は設計段階で詰めれば詰められたんだよね。着工前に、発注前に、業者の見積りの前に詰められるんだよね。結局、設計の詰めが甘いから、設計変更が出ちゃう。確認して、施工図を検討し…

競輪のはなし

昔から競輪で年1〜2千万円を2、3年は儲けてみたいと思っているのだけれど。決してお金が欲しいわけじゃなくてね。そう思っているのだけれど、歳をとってくると段々面倒くさくなってくる。自信は常にあるんだけれど、なかなか実績が伴わないんだよね。こうい…

差別と区別

難しいよね、差別と区別のベツは。日本人は〜、朝鮮人は〜、アメリカ人は〜、フランス人は〜、と言うけれど、悪い意味合いで使うと差別になるのかな。 ―人類の歴史を振り返ってみると、社会的には常に階層がある差別の歴史とも言えますよね。やはりすごく近…

差別のはなし

BSでカナダの小学校の低学年のクラスでの実験を観ました。 先生がこう言うんです、「調査の結果、背が小さい人の方が優秀だと分かった。基準は130cmです。」黒板に130cmのラインを描いて「君は130cm以下だから、該当。君はそれ以上だからあっち。」それで130…

建築基準法

昭和46年に建築基準法は変わりました。次に変わったのは昭和56年。その度に構造の規定が厳しくなっています。それでは昭和46年以前のものが、地震があって壊れるかと言われれば、全くそんなことないんですよね。それでは新耐震のものが壊れないで、旧耐震の…

食品偽装表示問題を通じて

商売って何が何でも稼ごうと思えば、下品にならざるを得ない。場合によっては、悪いことをしなくちゃいけないこともあるかもしれないし。無論、悪い方向に行く場合には、「そんなに悪いことではないだろう」という風に本人の感覚や判断基準を軌道修正してい…

汚職のはなし

昔聞いたことがあるのが、国に関連する企業に賄賂を渡すのに、千円札を包んでたということを聞いたことがあります。結局、小銭だと受け取るらしくて、大金には手を付けないようです。それも最初は500円だったものが、少しずつ千円、二千円、五千円ってエスカ…